名古屋城天守の「木造復元」計画で、河村たかし名古屋市長は「史実に忠実な完全な復元」のためエレベーターを設置しない方針を提出したことにより、抗議デモがおきました。
河村たかしさんの説明を聞くと、名古屋城は空襲で焼けたけど、その前に実寸を測った設計図（金城温古録）が残っているし、中の写真（ガラス乾板）もたくさんあるから、完璧に近い状態の復元ができる。
史実に忠実な復元が可能な唯一の城郭ともいわれているそうです。
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しかも、こんな大きな城で、そこまで情報が残っているものは他にないし、現在の鉄筋コンクリート造の城を老朽化のため再建築するなら、木造復元したほうが文化的価値があるということらしいです。
復元してもどうせレプリカじゃんという意見に対しては、そもそも、３００年前の建物の構造の復元だから歴史的価値はあるし、これから１０００年とかキープできたら、素晴らしい名古屋の歴史的建造物になるというようなことを言っていました。
武田邦彦の「ホントの話。」2019年新春特別番組を見るといいたいことがよくわかります。
エレベーターを設置しない理由もよくわかります。
エレベーターを設置するなら、鉄筋コンクリートにするしかないから、木造復元じゃないじゃんってことですね。
鉄筋コンクリートなら、市民税払いたくないなって考えて、調べてみたところ、建築には税金を投入しないようです。
https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/tenshukaku/04_question/index.html
ふるさと納税みたいな ふるさと寄付金という制度があるようです。
https://www.nagoyajo.city.nagoya.jp/tenshukaku/01_kinsyatibokin/two/index.html
デモの人は、
エレベーターがない＝差別
と考えているようです。
↓
階段を自力で登れないのなら来るなという意味だとみなす
↓
差別
こういう思考回路ですね。
今、名古屋城の入場料は大人５００円、高齢者１００円、中学生以下無料です。
１００円払えない高齢者は差別されている…。
いまいちしっくりこないですね。
エレベーター以外に、階段に登ることが困難だけど、どうしても天守閣に登りたいという方が登れるような方法が見つかると良いですね。
そこまでして登りたいと考えるほど名古屋城に思い入れがある人は、逆に鉄筋コンクリートにして、エレベーターつけたら、そんなの見る価値がないっていいそうな気がします。