マダニ感染症の注意喚起の記事を見ていて、噛まれたらどうすればよいのか?
ウイルスに感染する確率はどの程度なのか?ということが気になったので、調べてみました。
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幼稚園児が2人いて、川、海、山に遊びに連れていきたいので、子供の足にマダニが食らいついているのを発見したらどうしよう?というのが調査し始めた発端です。
目次
マダニに噛まれるとどうなる?
以下の感染症にかかる可能性があります。
-回帰熱
-重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
-ダニ媒介脳炎
-ツツガムシ病
-日本紅斑熱
-ライム病
特にSFTSは発症した場合の、致死率が20~30%程度になります。
テレビなどで、マダニの危険性の注意喚起がされているのは、この病気のためでしょう。
SFTSに子供が感染したら死んでしまう?
国立感染症研究所のデータによると、2019年4月24日時点では、40代以下の死亡例はないようです。
(画像引用元:https://www.niid.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html)
ただ、40代以下は発症した人数が少ないので、何ともいえません。
若いと、感染してもそもそも発症しにくいのか?ただ単に感染するような行為をする人が少ないだけなのか?このデータからは読み取れません。
60代から80代の傾向を見ると、年齢が高いほど死亡率があがっているようなので、若い場合は生存の可能性が高いのかもしれません。
また、画像引用元のページを見るとわかりますが、今の所、SFTSの感染が報告されているのは、西日本までです。
SFTSは人から人へ感染する?
SFTSはマダニからペットの犬や猫に感染し、さらにその飼主に感染したとされる事例があります。
人から人への感染は、国内では報告がありませんが、こちらのページを読むと、中国、韓国ではあるようです。
人から人への感染経路は、体液や排泄物などの接触となります。
マダニ感染症の感染率はどの程度?
マダニに噛まれたとしても、マダニがウイルスを保有していなければ、特に問題ありません。
保有したいた場合に感染しない確率といった研究データがないので、噛まれたらどのくりらいの割合で感染するのかということもわかりません。
噛まれたらどのくらい危険なのか知りたくて調べ始めたのですが、噛まれてからしばらく様子をみないとわからないというのが現実です。
ダニに噛まれたらどうすればよい?
自分で取ってしまったという方もいますが、できれば病院で取ったほうが良いとのことです。
理由は、マダニの身体をつまむことで、マダニの体液が、人体に注入されて、ウイルスに感染する可能性があるからです。
あと、マダニの刺口が皮膚の中に残るという問題があります。
こちらのほうが問題でしょう。
やむを得ず自分で取る場合は、こちらのブログを参考にすると良いです。
「Tick Twister ダニ取り ティックツイスター」というダニ専用のピンセットがあります。
余談ですが、僕は以前これを輸入して販売していたことがあります。
3年前に9個売りました。
病院では、何科を受信すればよいのか?
皮膚科です。
結局、子供が噛まれたらどうすればよいの?
厚生労働省の結論では、病院で除去、洗浄、消毒してもらい、その後、数週間は体調の変化に注意し、発熱等があったら、病院に行くのが良いということです。
病院によっては、しばらく抗生物質を飲むように指導されることもあるようです。
ある程度大きい子供だったら、病院に行くまで我慢できますが、幼児だと難しいですね。
僕の娘はたぶん、パニックになります。
「サスピュア」というダニ忌避剤をかけるととれるとか、酢やアルコールをつけると、しばらくしたら勝手にとれるということもあります。
殺虫剤に弱いので、キンチョールを綿棒につけてダニにぬると死にます。
死ぬと簡単にとれるようになりますが、口が残らないように注意です。
他にも、線香に火を近づけたり、ワセリンや軟膏をぬることにより、食いつきをやめるから簡単にとれるようになるとか、いろいろな方法があります。
食いつきをやめるだけでなく、自分から逃げるような方法があるとよいのですが…。
上記の方法を使うコツは、焦らないことです。
逃げ惑うわけではなく、食いつきをやめて、ポロッと勝手にとれるような感じで効果が出ます。