パソコンの時計が1時間ずれる問題、サマータイムの切り替わりのタイミングあたりで発生していました。
2017年4月にも発生、2016年10月頃も発生していました。
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顧客から「1時間PCの時計がずれて困るんですけど…」って電話かかってきたりするので、最悪です。
ツイッターで検索すると、同じ現象で困っている人たちがたくさんいるようでした。
マイクロソフトは、2017年4月に問題を解決したと発表してます。
(「PCの時計が1時間ずれる」グローバルで発生 「修正した」とMS)
僕はこの発表を信用していません。なぜなら、原因を明らかにしていないからです。
タイミングと、時刻のずれ方からして、絶対にサマータイムの問題だと思います。
でも、問題が発生したPCでタイムゾーンの設定を確認すると、
「このタイムゾーンでは夏時間は実施されていません。」
と表示されています。
タイムサーバーの問題なのかもしれないと考え、
2016年10月頃にこの問題が発生した時に、インターネット時刻の同期するサーバーを「time.windows.com」以外に変更しました。
それでも、2017年4月に同じ問題が発生しました。
パソコンには、RTC (Real-Time Clock)というもの が搭載されいます。
RTCの仕様に Daylight Savings Enable という設定があり、これが有効になっていると、4月の第一日曜日と10月の最終日曜日に1時間ずれてしまうようです。
問題が発生したPCで実際にDaylight Savings Enable の設定が有効になっているか確認してみました。
RW-Everythingというツールで、確認できます。
こちらからダウンロードしました。
Windows7 32bitのPCなので、「RwPortableV1.6.9.zip」をにしました。
「RwPortableV」ならインストーラでインストールすることなく、解凍してそのまま使用できます。
起動すると、こんな画面です。
Specific → IO Index/Data → CMOS - 70/71をクリック
このPCは、(00, 0B)が03になっていますが、問題が発生しなかったPCで同じ設定を確認したら、(00, 0B)が02でした。
やっぱりこの設定が怪しいと思います。(確証は得られていません。)
Daylight Savings Enableを変更する方法
Daylight Savings Enableを変更します。(この作業で、なにか問題が発生するかもしれないので、設定変更は自己責任で)
(00, 0B)をダブルクリックして開きます。
右端の値が1だと有効になっています。
数字をダブルクリックすると「1」→「0」、「0」→「1」と切り替わります。
「0」に変更したら、「Done」をクリックします。
(00, 0B)が02になりました。
念のため、パソコンを再起動してみましたが、正常に起動できました。
これで、2017年10月の最終日曜日(29日)に、問題が発生しなければ解決です。