ドラマ「逃げ恥」で話題になった言葉、やりがい搾取。
日本では、色んな所で、やりがい搾取の疑いがあると言われています。
会社での仕事だけでなく、ボランティア。
オリンピックのボランティアはやりがい搾取?
来年開催されるオリンピックは、3万人ものボランティアを募集しています。
外国語能力や高いコミュニケーション能力をもち、1日8時間で10日間以上働ける人といった条件に対し、無償で交通費や宿泊費も出さないということで、これはあの有名なやりがい搾取なのではないかということで批判されています。
五輪ボランティアはブラックボランティアではないかと。
交通費はともかく、有償で宿泊費をだすという条件だったら、ボランティアとはいえないような気がしますが…。
宿泊費がでるなんてことになったら、遠くから旅行がてらボランティアに来るなんてことができますからね。
2020年の東京オリンピック・パラリンピックの場合、交通費という名目で1日1000円支給されるそうです。
募集人数を大幅に上回る人数が応募しているので、やりがい搾取ではなく、やる気に答えていると言えるでしょう。
やりがい搾取と言われる仕事の数々
仕事はやりがい搾取と言われる職種は看護師、保育士、介護職、理学療法士、教師、意思、官僚、公務員、学芸員、美容師、イラストレーター、アイドル、薬剤師、アパレル、営業、研究者などなどあげてみるときりがないです。
福祉や教育関係の仕事、スキルアップする仕事、接客業など、ほぼ全ての職業でやりがい搾取が問題とされています。
残業代を支払わないとか、有給休暇を取りづらい雰囲気とかがあるとか、それはもう搾取されていると考えて良いでしょう。
サラリーマンやパート、アルバイトの場合は、会社のシステム的な問題もありますが、同僚や上司の同調圧力によって結果的に搾取されているというパターンが多いです。
サラリーマン以外でもある?
フリーランスの場合は、雇用者や上司によって搾取されるのではなく、時間泥棒のような顧客がいると一気に搾取されます。
プログラマだと、関係ないパソコンの設定を聞かれ続けたりします。
その場合、やりがいもないのでやりがい搾取と呼んでよいのかどうか微妙です。
単なる搾取です。
学校の部活でも、やりたくないのに遅くまで残ることでやる気をはかられるといったことがあり、もはや、日本人のコミュニティの中では、やりがいは搾取され続けていくものなのかもしれません。
外国人が多い組織では、状況は改善するようです。
ベンチャービジネスの企業でも、長時間労働などは当たり前となっているのですが、結果的に大金が手に入るパターンがあるので、最終的には良かったというケースもありえます。
対策する方法はあるの?
アドラーの嫌われる勇気を読みましょう。
本田由紀さんの軋む社会---教育・仕事・若者の現在も読むと良いです。
フリーランスでもやりがい搾取の被害にあう可能性はありますが、会社に勤めるより、自分でなんとかできる部分が多いのは確かです。