東京大学医科学研究所の甲斐知恵子教授が総額3100万ドル(約34億円)の支援を得てワクチン開発ができるようになったそうです。
ニパウイルス感染症というのは、毎年アジアで流行している病気で、脳炎を起こし致死率が高いが、治療薬もワクチンもないとのことです。
自然宿主はオオコウモリで、
オオコウモリから豚、豚から人に感染し、体が壊死して悪臭を放つようになるそうです。
ウイルスって、なぜかコウモリが宿主って言うが多いですね。
コウモリは哺乳類で、哺乳類同士は感染しやすいのかな。
鳥インフルエンザが流行ったりしているから、いまいち仕組みがわかりません。
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飛行機の乗客が感染していて、あまりに臭いのでたの乗客が失神してしまい、緊急着陸するほどだったという事件もあります。
さらに、その感染していた乗客が有名なギタリストのアンドレイ・スチリンさんだったことでも話題になりました。
インドやマレーシアで流行したことがあります。
ニパウイルスに似ている麻疹ウイルスを遺伝子組み換えして、米田美佐子准教授が動物実験で安全性を確認し論文にしたそうです。
それなら、すぐにワクチンできるじゃんと考えてしまうのですが、ワクチンを実用化して製品化するには通常50億円程度かかるそうです。
発展途上国でちょっと売れるだけのワクチンに日本の製薬会社が協力できるわけがなかったそうです。
結局、お金ですね。
お金の理屈で製薬会社の薬剤開発が進められているのなら、ジェネリック医薬品を国が推し進めていることは、日本の製薬会社にとって有害でしかないと言うことです。
最初に研究開発するリスクとコストがかかるのに、メリットが減るなら開発するよりも実績のある薬のジェネリックを開発するほうが安全だし。