ワードやエクセルで意味不明なエラーが発生し、フリーズしたり、突然アプリが落ちてしまうような場合、ページファイルの設定を変更することで、問題が解決することがあります。
ページファイルは、別名[仮想メモリ]とも言います。
物理メモリが足りなくなったら、ハードディスクの一部を仮想的にメモリの一部として使用するWindowsの機能です。
パソコンがフリーズしたりする原因の1つにメモリ不足があります。
ページファイルをパソコンの使用状況にあわせて、適切な値に設定することで、不具合が解消する可能性があります。
スポンサーリンク
Windowsのページファイルの設定変更手順
スタート→コントロールパネル
「システム」をクリック
「システムの詳細設定」をクリック
「詳細設定」タブ パフォーマンスの「設定」をクリック
「詳細設定」タブをクリック
仮想メモリの「変更」をクリック
「全てのドライブのページング ファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックをはずします。
カスタムサイズを選択し、「初期サイズ」「最大サイズ」を入力します。
ここで、「初期サイズ」「最大サイズ」の適正値はいくつなのかという問題が発生します。
- 「初期サイズ」:実装メモリ(RAM)の約1.5倍
- 「最大サイズ」:実装メモリ(RAM)の約3倍
という記述を見つけたので、この通りに変更してみました。
実装メモリの確認方法は、
スタート→コンピュータを右クリック→プロパティ
です。
4GBのメモリを搭載しているので、
「初期サイズ」:6144(1024×6)
「最大サイズ」:12288 (1024×12)
としました。
設定を反映させるには、右側の「設定」ボタンをクリックします。
ページングファイルのサイズの下の欄が「システム管理」から「6144-12888」となっていることで、設定が変更されていることがわかります。
ページファイルの適正値はいくつなのか
ページファイルの適正値に関しては、いろいろな意見があります。
- 無効にしたほうが良い。
- 1.5~2倍
- 1.5~3倍
- 「タスクマネージャーのコミット」-「リソースモニターの使用中の物理メモリ」(一番負荷がかかるっている状態)
一番負荷がかかるっている状態で、
「タスクマネージャーのコミット」-「リソースモニターの使用中の物理メモリ」
が実際に必要な仮想メモリ(ページングファイル)の値となります。
なので、それが、最適値なのでしょう。
おそらく、人によりPCの使用方法が大きく異なることやPCのスペックも大幅に異なることにより、上のように千差万別の意見があります。
そもそも答えがあるような問題ではないということですね。
自分のパソコンで設定してみて、適正な値を見つけていくしかないと思います。
各値の確認方法は以下です。
タスクマネージャーを起動します。
「タスクマネージャーのコミット」 はこれです。
「リソースモニター」ボタンをクリックしてください。
「リソースモニターの使用中の物理メモリ」は これです。
画像の例だと、21943MB-22GB(22528MB)=-585MBなので、仮想メモリは不要だと言うことになります。