2020年の東京オリンピックの水泳会場に汚水が流出して、トイレ臭いという問題が発生しているようです。
下水の方式には、生活排水と雨水を別々の管で集める分流式下水道と一つの管で集める合流式下水道というものがあり、東京都は大半が合流式下水道となっていることが今回の原因となっています。
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合流式下水道だと、なぜ汚水が海に流れ出るの?
下水処理場の能力が100,下水の量は普段ある程度一定に近く80だとします。
その時雨が40降ると、80+40=120となり、20は下水処理場で処理されること無く川に流れ出て、海に流出します。
ということは、トイレの水が1.5倍に薄められたものが流出するということになります。
わりと濃いめですね。
川の水によってさらに薄められるので、実際にはもっと薄くなります。
ということで、下水が海水に混ざっている可能性があるということに気づいてしまいました。
少し潔癖症気味なので、プールよりも海の方がきれいな感じがするからよいと思って通っていたのですが、ショックです。
プールと海はどちらがきれい?
プールと海はどちらがきれいなのか、今回は大腸菌に着目し、僕の現在住んでいる愛知県に関して調べてみました。
プールの大腸菌の基準値は、検出されないことです。
この時点で、プールの方が良さそうです。
愛知県の令和元年の海水浴場の水質検査の結果を確認してみました。
基準値はこちらです。
平成30年、平成29年の水質は令和元年の資料に乗っていますが、細かい値がわからないので、それぞれの年のファイルも確認しました。
大腸菌の数の部分だけ並べて見ました。
3年連続で、ふん便性大腸菌群数が0のところを赤枠で囲っておきました。
僕が毎年頻繁にいく、小野浦海水浴場は問題なさそうで安心しました。
結論
知多半島なら小野浦か山海、渥美半島なら白谷か伊良湖に行けば良い。
毎年6月くらいに検査結果が公表されるので、それを確認したほうが良いですね。
ただ、少しくらい大腸菌が検出されていたとしても、海水浴ができないほどということはないので、気にならない人は問題ないです。