滋賀県大津市で保育園児の列に車が突っ込んだという事故の現場をGoogle ストリートビューで見てみました。
こういう事故のニュースは、自分にも同じくらいの子どもたちがいるので、考えたくもないし見たくもないのですが、万が一、同じようなことが起きたら、どのようにすれば回避できるのか?
考えざるをえません。
今回の記事では、同じ事故が発生したときに、どこにたっていれば被害を受けない、もしくは最小限にすることができるのか?考えてみました。
滋賀県大津市の園児に突入事故現場の住所
今回の事故現場は、滋賀県大津市の近江大橋の近くです。
ニュースの写真から割り出したのですが、大萱6丁目の交差点です。
Googleストリートビューのを画像を確認したら、ぞっとしました。
いつも、この位置に立っていたのですね。
事故にあわないように最大限気をつけている姿が見て取れます。
ガードレールはないです。
(画像引用元:Googleストリートビュー)
ヤフーニュースの記事を見ると、突っ込んだ白い車の位置がわかります。
見比べるとわかりますが、Googleストリートビューで園児が立っているところの右側のあたりに突っ込んでいます。
今回の事故直前の状況が再現されているかのような画像です。
報道内容によると、下図のようにT字路で、直進の赤いラインで表した車に、右折の青いラインで表した車が衝突して進路が変わって歩道に突入したという状況だと考えられます。
交差点ではどの位置にいるのが安全なのか?
こんなことが起きても何とか避けることができるように、僕はいつも子供を連れて外を歩くとき、手をつなぐことを強制しています。
また、大人が常に車道側にたちます。
手をつないでいたら、少しでも回避できるのではないかという考えなのですが、こういう突っ込み方をされるとしたら、よけきれませんね。
右折と直進が衝突すると考えた場合、次の図のオレンジの部分が危ないです。
ただ、右折車が突っ込んでくる場合の方が、直進車が突っ込んでくるときよりも、おそらくスピードが遅いので安全です。
このパターンだと安全な位置は、次の図の緑の位置になります。
全方向に対して、直進車が突っ込んでくる位置をオレンジ、右折車が突っ込んでくる位置を黄色で描いてみました。
上で安全な位置とした緑の位置は全ての方向を考えると危ない位置だとわかります。
直進車のスピードが速い場合、オレンジの枠は、黄色の枠の位置まで伸びると考えられます。
とにかく、交差点に安全な場所はないですね。
直進車のスピードが速ければ速いほど、直進性が高まるので、黄色の方に伸びてくる可能性があることを考えると、次の図の緑の位置が比較的マシだと思います。
滋賀の事故の責任は地方自治体では?信号の設定に疑問
保育園の記者会見が開かれ、記者たちは園の責任を追求するような質問を繰り返したそうです。
上のGoogleストリートビューの画像に映っているのが、被害にあった園の方々だとしたら、十分な安全確保をしていることは写真からよくわかります。
マスコミは誰かを悪者にしたいのでしょう。
北向きの右折車と南向きの直進車が接触したということで、Googleストリートビューで北向きの信号を確認してみました。
(画像引用元:Googleストリートビュー)
信号機の下に直進と右折の矢印信号があるようです。
直進と右折しかできないのにもかかわらず、上の信号は青信号になっています。
ということは、お互いに青信号のときに接触した可能性があります。
これって信号の設定に問題があるのではないでしょうか?
この形式の信号機だったら、常に赤信号で、矢印信号だけを点灯させて、右折が点灯しているときは、南向きを赤信号にしておくだけで、ほぼ問題なかったのではないかと考えてしまうのは僕だけでしょうか?
交差点を管理する滋賀県は9日夜、クッションドラム6個を、交差点周辺に設置したそうです。
県道路課の担当者はの説明は以下です。
お互い青信号だから接触したのだとしたら、クッションドラムで対策するって、無意味ではないけどやる気が感じられません。
プログラマだったら、バグが直せない社員なのでクビか徹夜です。
マスコミも誰かを悪者にしたいのなら、滋賀県に会見を開いてもらったほうがよいと思いました。
実際の信号の動作設定は、青信号から黄色信号になると同時に下に直進マークが点灯し、その後に赤信号になると、直進および右折マークが出るという謎の仕組みで動いていたそうです。
ずっと右折できるという変な仕組みです。
信号青でも一応右折ができるけど、右矢印がついている交差点はたくさんあるので、普通といえば普通ですが、直進矢印をつけたということは、当初は右折を制限する予定だったのだと考えられます。
この設定の合理性を滋賀県に説明してもらいたいです。
まとめ
右折と直進が衝突するとき、比較的安全な位置は左車線の交差点から10メートルくらい手前の位置だとわかりました。
この場合、左車線を走っている車が突然歩道にはみ出してくるパターンには対応できませんが、そういった事故は、過去に聞いた覚えがないので、確率としては低いのでしょう。
同じ交差点でも、方向によって車のスピードが違うはずです。
スピードが出ている左車線の車が突入してきそうな位置は避けたほうが良いです。
この位置に考え方は簡単です。
スピードが速い車の前にあたる位置に立たないということです。
車の進路と、事故などで進路が変わったときの軌道に入ると考えられるエリアは全部危険です。
バックで駐車しようとしているときは、車止めがあっても、完全に駐車し終わるまで、後ろを通ってはいけません。
車が90度曲がることは、ほぼありえないので、できるだけ、車の真横に近い位置を常に探すようにするのも良さそうです。