ソマリアでバッタの大群が発生し、国家非常事態を宣言したそうです。
バッタの大量発生は、蝗害といって農作物をあらすので、死者が出るほどの被害となることもあります。
この話を聞くと必ず思い出す本があります。
これはおすすめなので紹介しておきます。
「バッタを倒しにアフリカへ」です。
表紙にかなりインパクトがあり、表紙だけでも見る価値があります。
2017年8月28日に購入して、面白かったので、その日のうちに読み終わりました。
著者の前野ウルド浩太郎さんが、楽しい人なので、真面目な話もありますが、楽しく読めます。
なぜ、名前にウルドが含まれているのかということもわかります。
前野ウルド浩太郎さんのツイッターはこちらです。
Tweets by otokomaeno175
とりあえずフォローしていますが、全然ツイートしません。
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こちらのページで業績を知ることができます。
ソマリアで大量発生したバッタの種類はおそらく、サバクトビバッタです。
仮面ライダーゼロワンで有名なバッタです。
仮面ライダーゼロワン RKF 仮面ライダーゼロワン メタルクラスタホッパー
日本だとイナゴやトノサマバッタによる被害がまれにあります。
2019年には、インド北西部でバッタが大量発生し、広大な農地の作物に被害が出たということで、この蝗害は世界中で起きています。
中国でも昔から天災の1つと認識されている現象です。
なぜ大量発生するの?
バッタの大量発生の問題は世界各地で起きていますが、原因は突き止められていません。
大量発生する前は孤独相といって、よくみるバッタなのですが、個体密度が高い状態をある程度維持すると、
群生相といって黒っぽく、長い翅、短い足、幅広い頭になって集団行動するようになります。
これを相変異といいます。
密度効果であるとか、細菌であるとか相変異の原因は色々推測されています。
相変異の目的は干ばつ対応ではないかという研究もありますが、
干ばつ対応だと、個体密度が高まることで相転移が起きるという事実と矛盾するような気がします。
干ばつなら、個体数が減ると考えられるからです。
個体密度と無関係なら納得できます。
干ばつで餌が減ったとき、孤独相よりも群生相になって集団行動をしたほうが天敵にやられるリスクを減らしつつ、
食料を確保することができるはずです。