先日、駐車場で無人の自動車と接触してしまいました。
→駐車場で隣の車に擦ってしまいました。
保険を利用した場合と、適用しない場合の、今後の保険料の値上がりに関して計算してみた所、現在の契約の場合、保険を使ってしまうと、トータルで18万円支払うことになりそうです。
→自動車保険を使うかどうか。保険の等級に関して調べてみました。
父に話をした所、そんなに高い訳がない、今まで保険を使っても、等級も下がったことないし、そんなに保険料が値上がりしたこともないと言っていました。
等級が下がらないことはないと思いますが、以前(2011年)、事故を起こした時、翌年の保険料は年間で5000円程度の値上がりでした。
スポンサーリンク
調べてみた所、2012年から2014年にかけて、ノンフリート等級に事故有係数が導入されたものが一般化したようです。
事故で保険を使うことで等級が3下がって10等級になった人と無事故で10等級に上がった人を同じにするのは不公平だという理屈だそうです。
等級が3下がって10等級になった人は、10、11、12、13等級と上がってきた(等級が上がる過程で保険を使用せずに保険料を支払っている。)わけだから別に不公平だとは思いませんが、現在はそういうルールになったようです。
なんか携帯の料金みたいで、景品表示法に抵触するのでは?と思ってしまいました。
事故有係数が未導入の自動車保険は現在存在しないようなので、業界全体でこのシステムを導入しているのでしょう。
保険を使うと必ず万単位で保険料が上がってしまうのなら、そもそも低額の損害賠償の場合は、保険適用外にして、もし支払えないのなら、保険料として徴収するのではなく、保険会社が立替をして、分割払いで利息をとるという仕組みにしたほうが正直だと思います。
それか、保険料を値上げするか。
(安い保険料を払っていれば、それ以上の支払いは発生しないと勘違いするという意味です。)
僕の理解が間違っているのかもしれませんが、万が一の時に、損害賠償額を補償するために、毎月保険料を支払っているわけなので、保険を使ったら必ず最終的に18万円余分にかかるというのは、おかしいような気がします。
しかも、その18万円を払うのが嫌なら、保険を解約してしまえば良いので、翌年以降の保険料に転嫁して契約者に負担させるということは、無条件に契約者に(契約解除した人の分も含め)負担を強いていることになります。
(他の保険に乗り換える場合のコストは無視して考えています。単純に契約解除した人の分の負担はどうなるのかという点に着目しています。)
10万円程度の損害賠償額で保険使ったら損する状態を意図的に作り出して、保険を使わせないようにしているのでしょう。
こういう話をすると、直ぐに嫌なら解約すればいいとか、安い保険に乗り換えれば良いという人がいますが、別に保険のシステムに関して不満を言いたいわけではありません。
いろいろな人たちのいろいろな思惑や事情があって、現在のシステムが構築されています。
そのシステムを客観的に見て、自動車保険は契約者にとってどのようなメリットがあるのかを判断することが、この記事の目的です。
ノンフリート等級と事故有係数の制度の存在があるので、自動車の任意保険は、1000万単位の損害賠償や、人身事故の備えのためにあるものだと考えたほうがよいと思います。
後、被害者との交渉を代行してくれるのも、大きなメリットです。
最終的に自費で損害賠償する場合でも、交渉は保険会社がやってくれます。
以上のことから考えると、肝心な時に悪質な払い渋りをしない損保会社と契約しておくと良いでしょう。
そうしないと、事故の相手方に多大な迷惑を与える事になってしまうことになります。
自分の過失や不運による事故が発生した時に、自分だけでなく、相手方にも手厚く補償してくれる損保会社じゃないと安心して示談交渉を任せることできませんから。
事故の相手方がこれからも顔を合わせる可能性がある人だった場合、自分の契約している損保会社がその人に不利益な行動をしまくったら、最悪です。